honey*bitter~赤い車の秘密





ご飯も食べ終わって、食器も洗い終えたころ。




「……」



ソファに座り、最近の政治がどうしたこうしたってウルサイニュースを、真剣に見てるふり。



俊介は少し離れたデスクでパソコン。


昼間のシーンがぐるぐる繰り返し再生されて、あたしの頭を蝕んだ。


部屋の中にはテレビと、俊介がコーヒーをすする音くらい。



こんな日に限って、何も話してくれないの?



静かな部屋は余計にあたしを悲しくさせた。



バカみたい。
俊介にだって、女友達くらい
いたっていいのに。


ヤキモチなんて、更にガキくさい。



「ちい」



振り返ると、アイスを片手に笑顔の俊介。


「新発売〜♪」



って、スプーンを渡して隣に座る。





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