『俊介、いまどこ?』 『え?うん、会社だよ?』 一気に真っ白になる頭の中。 どして隠すの? その子は誰なの? どうしてその子がいるのに電話したの? 『ごめん急いでるから』 って反射的に電話を切った。 窓ガラスの向こうで、笑いながら俊介の肩を叩く女の子と、照れたような顔の俊介。 …やだ 触んないで。 _