車は俊介のマンションに向かう。 「んーで、何してくれんの?」 信号待ちで沈黙を破り、そう聞かれた。 ああ、お礼! んーと…んーと。 「あ、好きな料理とか、ある?」 レパートリーは多くはないけど、自信があるのもちょっとある。 「…笑うなよ?」 「え?うん、なーに?」 「…オムライス、とか」 そう言って、少し赤い顔。 か、わ、いー! しかも、得意♪ 「じゃあ、作る! けっこう得意だよー♪」 「いや言っとくけど、 俺のオムライスには誰も勝てないと思うわ」 .