honey*bitter~赤い車の秘密




「あー、そこらへん置いといていいよ」



「いや、洗わせてください!」



「どーせ煙草の匂いしてたし、いーよ?」



「本当に助かったから…させてもらえませんか?」




させてばっかりだから、ってゆうのももちろんあったけど


もっかい逢いたいから

…て、ずるいあたし。



「じゃ、ちょい待って」



会社の鞄みたいなのから名刺を取り出すと、


わざわざ携番とアドを書いてくれた。



「じゃ、お願いします♪」



ってそれを渡すとわざとガキっぽく笑った。





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