「…ちょっとは落ち着いた?」 少し真剣になった顔で聞いてくる。 一瞬、なんのことだかわからないくらいだった。 「大丈夫です! …ほんと、ありがとうございました…」 俊介、さんがいなかったら どーなってたか本当に想像もしたくない。 「いえいえ? じゃ、送るか?」 「あ…また、すいません」 そいえば、上着どうしよう? 「あの、これ」 車のキーを持って立ち上がった俊介さんに声をかけた。 .