どこの誰かもわからない人に助けられるあたしって……。 ほんと、情けない。 「…それで家、帰れる?」 へ? …言われてみれば。 涙でぐちゃぐちゃの化粧。 乱れてる服。 …まだ怖さを感じている、心臓。 怪しまれるに違いないよね? 「――なんて、無理だよな。 なんもしねぇから、家来るか?」