貴也をおんぶしながら、 玄関へと向かった。 とにかくあたしは、 あの家からなるべく遠くに逃げようと、 体力が続く限り走った。 いくら貴也が背小さくて、細いから といっても、女のあたしにとって、 男をおんぶするのは、大変だった。