浩平は慌てた様子で 柚香に駆け寄って来た。 「姿が見えないから 気分でも悪いのかと・・・。 ・・・って、え?! 瀧口?!」 しかし柚香の足元に蹲(うずくま)る 男の姿を認めると 驚いた声を上げて屈みこんだ。 「浩にぃ・・・知り合い?」 柚香は内心しまった! と思いながら恐る恐る声をかける。 「え?あぁ・・・うん。 大学時代の友達。 同じサークルだったんだ。 ほら、瀧口、どうした? 立てるか?」 浩平は瀧口という名らしい その男を抱き起こしながら そう答えてくれた。