―――…“怖い”…? どうして? 怖くなんか、ない。 だって…翔くんだもん。 赤ちゃんの時から あたしたち、一緒に育ってきたんだよ。 びっくりはしたけど “怖い”なんて、思うわけ、ない。 ただ――…… 「…キレイだね、その色 ……おひさまみたい。」 そう。 お陽さまみたいに 翔くんが 眩しかった。 髪を染めて あたしの知らない、ちょっと大人っぽい表情をする翔くんが、眩しかった。 ただ、それだけ―――…