「いとこ同士は、 けっこんできるんだもんね!」 そう言って しょうくんは また、あたしに ちゅっ、ってする。 あ――… ほら、また。 ふわふわで、安心する。 まるで、天国にいるみたい。 「もう、翔くんは、ほんとに陽菜のことが大好きなのね。」 ママが、真ん中の席で笑う。 あたしもだよ、ママ! 「ママ!!ひなも、しょうくん、だいすきよ?」 「はいはい、陽菜は、おっきくなったら翔くんのお嫁さんになるのよね?」