まだ、遥菜は集合場所には来てないだろう。 予想通り遥菜のいない集合場所で、保健の内容をコンパクトにまとめたミニノートを取り出した。 「……よし、完璧! これなら、90点いっちゃうんちゃうん!?」 ……ちょっと調子に乗りすぎた。 けど、今回のテストにはそれくらいの自信があった。 先生をこんなに好きになれる理由なんて見つからない。 でも、この先もずっと先生と一緒にいたい。 好きでいたい。 ただそれだけだった。 それから遥菜が来て、 また昨日のように問題を出し合いながら登校した。