「……莢華。」 聞こえるはずのない声。 恐る恐る振り返る。 え………? 「……莠馬くん?」 「……莢華♪」 薔華…… 「ありがとう。薔華♪」 「……莢華ごめんな。話し聞かなくて……」 「悪いのは私だから気にしないで♪……ね、笑って?」 引きつってるけど久しぶりにみる莠馬くんの笑顔。 「3人で飲みに行こ♪」 薔華は……… 「「仕方ないな。」」 顔を見合わせて……クスクスと笑い声が漏れる。