「ありがとう。……ひとつだけお願いがあるの。」 「……なに?」 「莠馬くんに真実をすべて話してほしい。お願いできる?」 真実を知ってほしい。 すべて私が悪かったのかもしれない。 でも、私は莠馬くんが好きだから…… 莠馬くんが必要だから……… 嘘を信じてほしくない。 「まかせて♪必ず莠馬と莢華を結婚させるんだから!!」 「ありがとう。行ってくるね。」 ありがとう。 薔華…… 莠馬くん…… ごめんね………… こんな私で…………