――――…


付き合ってから和也と家の鍵を交換した。


だから普通にお互いの家に入れる。


――ガチャ……


「和也―!来たよぉ♪」


……あれ??


女物の靴。


誰よ………


「莢華……」


「……誰かいるの?」


恐る恐る口に出す。


「……友達が。」


友達ね………


「……ご飯作っちゃうね。」


キッチンに向かう。


はぁ。


和也は嘘吐かないと思うし……


疑うのは悪いよね。


手を洗い、食材を出す。


「……っ!びっくりするじゃない。」


後ろから抱きつくなんて。


「……愛してる。」


そういって口づけされた。


「……クスッ、私も。お友達は?ほっといていいの?……私は大丈夫だから、行ってあげて?」


「……行ってくる。」


「うん♪」