「莢華………!ごめんね。私が昨日、和也くん呼ばなかったら莢華泣かなくてすんだのに……」


「いいよ。後悔してないから。薔華……ありがとう♪」


ホントだよ?


後悔なんてしてない。


寧ろ、感謝してる。


だって私は前に進むための一歩を薔華のおかげで踏み出せるの。


「……和也?」


「……ん?」


「……好きなの。」


「「………え?」」


ハモってますけど………


そんなにびっくりしなくてもいいじゃん。


「……私、莠馬くんにこだわるのやめたの!前に進む。」


「……莢華……あんた、頭打った?」


失礼なっ!!