「どうだかな。俺は死なねぇよ。お前は笑ってろ。笑顔が一番だ。……チュッ……」


おでこにキスを落とす和也。


不意に起きた事に心臓が高鳴る。

「もう少し寝てろ。」


部屋を出ようと私から離れる和也の服を咄嗟に掴む。


「……ん?」


「……一人にしないで………………」


自然と口にした一言。


すると和也は私の寝ているベッドに入って私を抱き締めた。


「……和也?」


和也を見上げる私。


「……早く寝ろ。早く寝ねぇと一人にするぞ。」


「や、やだ。」


小さい子どもを脅してるみたい。

今、私が気付いたこと。


それは和也が私より年上ってこと。