これは私が小学6年生の夏休みから中学3年生の間にかけて体験した話です。


夏休みの初日に友達と3人で家の近くの墓地に肝試しをしに行きました。
その時から違和感は感じていましたが、友達は特に気にしていなかったので私も気にしないようにしていました。

今思えばあの時肝試しを止めていればこんなことにはならなかったでしょう…

初めは声でした。
「やっと来てくれた」
と言う女性の声が墓地で聞こえたような気がしたのです。
でも友達には聞こえて無かったようだったので言えないまま別れる時間になってしまいました。
帰り道は友達2人と逆の方向なので1人で帰ることに…

踏み切りの近づいた時に後ろから足音が聞こえました。

私が止まるとその足音が一つ余分に歩いて止まるのです。


ヒタ…ヒタ…ヒタ…ヒ…


怖くなって振り向くことも出来ず走って逃げました。

家についてもずっと見られている気がして落ち着きませんでした。


この日から四年間の恐怖体験が続くなんてこの時は考えもしませんでした。