ガヤガヤ…


目的の宿に着くと人だかりができていた


「何かあったんでしょうか?」


「さぁな。まっ取り合えず入るか」


そう言うと船長は無理やり押し入った

うわぁ…さすが船長だな…
船長に感心しながら中に入ると…―


「だから此処は酒飲み場じゃなく宿だって言ってんだろ!!!」


帽子を深く被った俺より年下の男が海賊相手に喧嘩をしていた


「派手にやってるなぁ〜」


船長はいつでもお気楽だなぁ…


俺は船長に感心している時店の中の空気が変わった…―



その理由はすぐに分かった




喧嘩していた男が本気で…キレたらしい…―