夢を見た。小さい時の夢を。

事故を起こした日から、シュンやリョウがいない間、俺は孤独に怯えた。

シュンとリョウが学校で俺が風邪で休んだ時だった。

親はこんな俺がいても、目を向けようとしない。

こんな場所にいるなら…

そう思って俺は公園で1人で遊んでいた。

襲われたら、助けに来てくれるかも

遅くまで公園に居たら心配になって迎えにくるかもって。
夜になっても誰もこなかった。

朝家政婦に用意された朝食を食べただけで、昼から何も食ってない。

寂しさと空腹で俺は泣きながら砂場の穴を堀り続けた。