お前のためなら死んでやる


彼を1人部屋に残し、あたしは再び近くのコンビニを訪れた。

スポーツ飲料と冷えピタ、風邪薬、を持ってレジへ。

あっ、朝のパン無かったな。
あたしは、いつもより一人分多めの朝食を買った。

帰りながら嘆いた。

「…お人好しはあたしもか」

嫌いな人にどれだけお節介なんだろうな。


さっきよりも一層暗くなった歩道を歩いてマンションにむかった。