「ゆーま、おはよ。」 朝、教室に入ってきた、眠たそうな鈴音。 「おはよ。」 目は合わせず、そっけなく。 平日の朝はずっとそう。 俺らは、一応彼氏彼女っていう関係。 でも隠している。 それは、俺のサッカー部が恋愛禁止なのだ。 あと、俺はからかわれるのが嫌。 それだけの理由。