「ストーカー。」 「え?違うのか?」 違うわ。 「でも、もっと重態なのはコイツかな。」 というと、人んちの壁をひとっとびで(1m50㎝位の) 一番上の所に手を掛けて中に入ると「ぎぃやあぁぁぁあぁぁあ!!」 と苦痛な叫び声が上がって、「あははっ」って笑い声もして… 背筋が凍るような声が何度も何度も上がって 気が付いたら夏とかいう奴は頬と拳に血を付けて何事も無かったかのように 「帰るぞ。」と言って、捨ててあった鞄を拾った。 それを見て、あの時の出来事がフラッシュバックした。