――コソコソ。
「なぁ、あの教室で座ってんの桜井夢虹じゃ
ねぇ?」
「本当だ!まじ、噂どうりかわいくね??」
「だよな!なんか、あの子めあてでこの高校
入ったやつもいるらしいぜ!」
はぁ?まじでかよ!
もっと聞てぇ。
「かわいいもんなぁ。ところでさぁ、桜井と
同室のやつって、誰なわけ?」
うっ・・・俺だな。
まぁ、お前らみたいに普通のやつより俺のが
ふさわしいと思うけどな。
「まじでかよ、んで座ってんねぇんだよ!!」
あ゛??んなの、女子がじゃまで入れねぇか
らだよ!
お前らなら俺は、恐れもしねぇから堂々と座
ってやりてぇくらいだよ!!!!
俺は、すごく怒っていたが、女子たちがいる
ため顔には出さないように頑張った。
男二人は、俺が絶えている間に自分の教室
に帰っていった。
俺ら、を囲んでたやつらも「またね」とか言
って離れていった。
「なぁ相楽!夢虹ちゃんの隣誰も座ってねぇ
じゃん!!休みなのかな??
でも・・・俺と席近くね?」
えっ・・・・・・そうなの、か?



