私だけの金髪王子様は二重人格


「おっ!相楽おせーぞ!!」


そこに付くと、テンションマジで高い海がい
た。



「あぁ、わりぃ、な」


「じゃ、いこうぜ♪」そういって俺らは、教
室に足を進める。
足取りはかなり重い。

まぁ、進めるしか無いよな。


そろそろあいつらも集まってくんだろーけど。




「「「きゃぁぁぁ――――!!!!」」」




うっ、うるせぇ・・・・・・。《怒》


教室の近くに行けば、女子たちが集まってき
ていっつも叫んでくんだよな。

そのたびに、俺は笑わねぇといけねぇし。
うざってえんだよ!!




「「「相楽さまぁぁぁ☆海くぅぅぅん☆」」」



うわっ!んだよその呼び方わ!!
声もでけぇぇぇ。


どんどん女子が集まってきやがる。


海は・・・・・・顔が引きつってる。
最悪じゃん・・・って顔に書いてもある。



「海君!」と言って女子が近づいてくると、海
も偽の笑顔を作っている。


ま、海も二重人格なとこあるしな。
うん、普通だよな??



女子たちに囲まれている中、俺の耳に
こんな話をしている声が聞こえた。