「だけど相楽・・・一生の恋を選ぶん
だってぇ・・・・・・」



みんな・・・俺のグチばっか言って
ねぇか?


俺が悪者かよ!?


「夢虹ちゃん!?」



えっ?


いきなり、

叫んだ尾崎の声が聞こえた。



すると、

夢虹がどこかへ走っていった。


しかも、


泣きながらだった。



「ったく。話し合ってほしかった
のに・・・ね、相楽!」



尾崎はいきなり俺の前に現れた。



「おわっ!?」



「驚きすぎ!!」



いや、

そっちがいきなり俺の前に現れた
んだろ?



不可抗力だろ!?


そんなん、どうでもいいか。



「ねぇ相楽!!記憶喪失のこと、
夢虹ちゃんに言ってないでしょ!!」



「ま、まぁな」

言えるわけねぇだろ!?