俺は、記憶を無くして一日で転校すること
に決まった。
でも、転校の手続きや、新居を一週間かか
った。
その一週間の間、あのしつこい女の子が毎
日家に来た。
でも俺が、会うのは拒んだ。
これから別れるんだから、会うのはおかし
いだろ?
転校まであと一日となった日。
俺は、自分の部屋の窓から外を見ていた。
すると・・・あの女の子が、たぶんお母さん
らしき人につれられて家を出て行くのが分
かった。
なぜか、頬には涙がつたっていた。
なんだか、踏ん張ってる。
涙・・・こらえてるのか?
俺も・・・・・・いっつもこらえてたなぁ。
恥ずかしかったし、今じゃ涙ってどうやった
ら流れるんだ?
なんて思うくらいだし。
でも、やっぱり他人とは思わなかった。
母さんに泣いてた理由を聞くことにした。
「なぁ、あのいつも俺ん家に来てた子泣い
てんだ?」
「あっ・・・・・・相楽やっぱあの子も分か
んないのね・・・あのね、今日・・」
そう言って母さんは、今日のことを話してく
れた。
今日、あの子が母さんに“相楽はいつ学校
に来るの?”そう聞いたらしい。



