私だけの金髪王子様は二重人格


「相楽転校する?あんたのことだから、無
理してるんでしょ?」


そうやさしく言ってくれた母さん。

分かってくれるの?

なんて、幸せな気持ちになった。


でも・・・・・・兄貴には、大事な友達がい
る。


転校するってことは、兄貴も一緒。

イコール兄貴は友達と別れることになる。


そんな選択いやだ。


だから・・・・・・。



「いや、そんなことしなくて・・・・・・」

「転校しようぜ」


俺の言葉を止めてそう言ったのは・・・・・・
兄貴だった。



「何言ってんだよっ!兄貴は、友達と別れ
ることになるんだぜ?記憶があんのに・・・
そんなん・・・悲しいだろ?」



誰も、悲しんでほしくねぇよ・・・・・・。

けど兄貴は・・・・・・。



「相楽・・・。お前やっぱり、俺のためと
か言って転校断ったんだろ?
本当は、俺と殴られるの変わりたかったろ?
ごめん・・・今更お前の気持ちに気づいて。
人一倍、
悲しむ人を見たくなかったんだろ?」



俺が、目を覚ました時とは違う明るい笑顔
でそう言ってくれた兄貴。


兄貴と母さんは俺が目を覚ました時、そん
な感情を抱いてくれたのか?


なんか・・・・・・やっぱ家族っていいな。

そう思えた。