私だけの金髪王子様は二重人格


あっ!嘘で誤魔化そうってやつか。

よし、めんどいことになんのを避けてそうい
うことにしとくか。


「あぁ、俺たち幼なじみだったんだ」


「そ、そうですか・・・・・・」


この空気で転校生は・・・・・・。



「ちょっとーなんで過去形なの??
“だった”じゃなくて、今もじゃん!!」



だから、こまけぇーってば!

嘘なんだから適当でいいだろ・・・?



そんなことを考えているうちに、姫野あや
めたちは落ち込み気味にどこかに行った。




「でも、相楽が私のこと覚えててくれてた
なんてすっごくうれしい♪」


転校生まだいたのか・・・・・・。

でも、席近いしな。



「えっ!?覚えてるって・・・・・・
俺、転校せ・・・じゃなくてキミと会うの
初めてじゃない?」



絶対初めてだ。
俺には幼なじみがいた。

でも、名前も顔も覚えてねぇ。



「はぁ!?じゃなくて、なんで?
幼なじみってこと覚えててくれたじゃん!!」



それって・・・・・・俺らリアルに・・・。



「幼なじみの話さ、嘘とかじゃない、の?」



「えっ?相楽もしかして、嘘だって思って返
事したの?」