あれ、なんでこんな静かなんだ。いつももっと話してたよなぁ…やっぱり暗い話、とか…
足を組み直すのを繰り返して話してくれるのを待つと、ようやく口を開く。
「あのさ、葉山くんって私のこと好きなの?」
がくっと頭が下がって太ももにぶつかった。
あららら…もうそんな噂立ってたの?雅樹にしか言ってないはずだけど…
明後日の方向を向き、ポリポリと頬を掻く。
これは困ったときの仕草だ。
――ちょうどいいのかな。今言うのも悪くない。
それで頷いたのに、八巻は謝るんだ。
ただの片思いなのにな。
「言わなかった方が悪いんだ。」
「ううん…私の方が…」
「いや、俺の方が。」
『……』
また、さっきと同じように沈黙が続く。

