都合のいい私

『………お前マジ黙れって!関係ねぇだろ』


リカの言葉にリョウが本気でキレ始めてるのがわかる


『関係あるよ!アヤはアタシの友達なんだから』


その言葉を聞いたリョウはリカの方に近付いていく


まさかリカまで殴るのかと思った


『リカもういいよ。リョウ!私もう帰るから!』


だからリョウの服を思い切り引っ張った


『ちょっとアヤ!そんなんじゃダメだって』


リカの言う通り


だけど友達は傷つけたくない


『……リカ…ごめんね』


謝りながら涙が出た


私はきっとリョウのせいで


大事な友達を無くしちゃうんだ


リカは私を心配してくれてるのに


私は何も出来なくて


結局リョウの言うことを聞くんだもん


リカだってきっと


許してくれない