都合のいい私

『リョウ君。そんなふうにしてたらアヤに友達いなくなっちゃうよ』


『お前マジ黙ってくんない?』


『だってアヤ何も悪い事してないでしょ?』


リカは落ち着いて話してる


でもさっきリョウが騒いだせいで


周りのお客さんがずっと私たちを見てる


そんな視線に耐えきれなくて話しの途中だったけど


とりあえずリカを連れて店を出た





店を出てすぐリョウが私の腕を無理矢理掴んで歩き始めると


リカは「リョウ君まだ話し終わってないよ」とリョウを引き止める


リョウは大きく溜息をついてリカを睨んだ