都合のいい私

『…えーっと……ファミレス行ってもいい?』


『いいですよ。』


やっぱり白石さんはいつもと違う感じがした


少し遠いファミレスに連れて行ってくれた白石さんは


注文が終わって頼んだものがくるまで


なんだかそわそわしてた




『白石さんなんかありました?』


『え?』


『なんか今日いつもと違いません?』


『あ……うん。ごめん』


私に謝った白石さんは


急に顔を上げて私の目を見て話し始めた


『あのさ、』


『…はい』


『前に忘れられない人の話ししたの覚えてる?』


『覚えてます。』


忘れる訳ないし結構気になってた