都合のいい私

『聞きましたよ。でも私行かないかもしれないんで……』


『そうなの?じゃあ俺余計な事したかも……』


『余計な事……?』


『さっき店長と話してて今度の飲み会の話しになったんだけど
多分アヤちゃんも行くはずだから休み希望出すと思うって言っておいたんだ』


『……そうですか』


『アヤちゃんなんかあった?』


『別に何もないですよ?』


『そっか。でも……久しぶりにみんな集まるし気晴らしになるかもしれないよ……?』


そう言った白石さんは私が悩んでる事に気付いてるのかもしれない


だから少しでも気持ちが楽になるなら行こうかなと思った飲み会には結局行けなかった