都合のいい私

『ふざけんなよ!』


でもリョウはそれじゃ納得できないのか


またすぐに腕を掴まれた


『ムカつくんでしょ?じゃあ今日は帰ろうよ』


一瞬リョウを怖いと感じたけど


理不尽にキレられて私だってムカついてる


お互いこんな気持ちでいたって楽しい訳がない





『おまえのその態度なに?』


『私、おまえって呼ばれたくないの
てゆーか腕離して』


『…マジでムカつく。殴られたいの?』