都合のいい私

新入生歓迎会の事はリョウに言わないままその日を迎えた


電話だってたまにしかしない


だから言っても言わなくても何も変わらない





『白石さんとたくさん話せるかな?』


『ミカ頑張ってね』


『アヤもいい人いるといいんだけどね』


『………私はいいよ』


ミカは私が恋愛に興味ないと思って


自分の友達を紹介してくれようとしたり


私が誰かを好きになれるように応援してくれる


そんな友達に嘘をついてるのは正直辛い