都合のいい私

家についてすぐに電話をかけたら


電話を待ってたのか


すぐに電話に出たリョウはまだ怒ってる


『おまえどういうつもりだよ!ふざけんなよ!』


『リョウ?』


『今から行くから外で待ってろ!!』


『リョウ!』


私の話しも聞かずに話してる事を考えると


まだ殴るつもりなんだと思う





やっぱりもう無理だって確信した


もうリョウの顔を見ても


心が揺らぐ事なんてないんだって思った


だからいつもは「疲れた、限界」だと遠回しに言っていた言葉を


電話越しにはっきり伝えた







『もう別れよう』