「ホントごめん!! オレ、寝ぼけて……」

「や、もういいって……。叫んだあたしも悪かったんだし……」


さっきから平謝りの蓮くんに、あたしのほうが恐縮していた。



「だから気をつけなって言ったじゃん」

「いや、さっきのはちが……」

「姉貴! 梓さんに何言ったんだよっ!?」