亜美の運転する車でやってきたここは有名な避暑地。 「梓。遊びじゃないんだからね? わかってる?」 「もちろんちゃんとわかってますよーだ」 裏の駐車場にとめた車から荷物を下ろしながら、あたしは亜美に向かって舌を出した。