歩いて数分。


俺達は恋花が来たいと言った場所に立っている。


「ほぉら。行くぞ??」


恋花は一向に動こうとしない。


「なんだよ~やっぱ怖いんじゃん。」


また恋花をからかう。


「ちっ………違うもん!!見てただけだもん!!!!」


「怖い?」


俺はまた恋花に意地悪を言う。


「こっ……こわくなんかないもん……」


また強がってる。


最初から来るなんて言わなきゃいいのに。


そう思いつつ俺は前へ進んだ。