その“モノ”とは……………





女の子のファッション誌、メイク道具……


この部屋にはあきらかに要らないものがベッドに散乱している。


「はぁ…………姉貴かよ。」


「あね………き?」


「そ。時々帰ってきては自分の部屋が汚いからって俺の部屋勝手に使うんだよ……」


「ほんとに………??」


「もしかして疑ってる??」


「ちょっとだけ……」


不安だもん。


会うのだってたまにだし、


テレビの和泉を見ているだけじゃ………


「俺には恋花だけだって。」


そう言って和泉は抱きしめてくれた。


「でもでもでもっ!!!!わかんないよ!!」


もうっ…………


「わかってくれよ!!なんなら姉貴呼ぼうか?」