『アイツの名前はケイン・アイザック、胸糞悪いことに血は繋がってる…九鬼は母方の苗字で、母様はそりゃあ美人だったよ!!鬼姫が口説かずにはいられないぐらいにね……だからこそ、不幸になった…美しすぎるから…』


物語る鬼姫様の目はとても哀しそうでじっとしてはいられなかった


「鬼姫様っ!!」

ぎゅうっ!!



『同情なんかいらないっ!!離せ!!』

「離しませんっ!!」


ぎゅううううっっ



『はっ、離し!!「離しません!」


ぎゅううううううっ




『あの、本当に「ダメですっ!!」





「鬼姫様は今にも壊れそうで…私が!タマラが触れていないと、消えてしまう気がするのですっ!!」





「……………あれ??鬼姫様??」

















ちーん



鬼姫の腕はだらりと垂れていた



『…ばか…………や…………ろ』

「ごめんなさいいぃぃぃっっ!!!」





し、絞め殺されるかと思った!!(泣)