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タマラは兵に連れられ宮殿内を歩いていた


「あの…いったい何処に?」


「だまれ………連れてきましたレデム様」



シダム・レデムもとに!?……どうして?




「あぁ、ありがとう…ようこそタマラさん」


兵はタマラが部屋に入るのを確認すると一礼してさっていった



「あの?………なぜ?」



「挙式は明日だと言っただろう?君には代役をしてもらう」



「!!…………わかりました…ところで、私達はどうなるんでしょうか?」



「………心配するな、全てが終わったら町に帰してあげるよ」



「!?……ありがとうございます」




これがシダム様?
イメージとだいぶ違う…………………




「明日に備えてもらう…君に一部屋かそう」


すると、メイドがでてきた



「このメイドについていきたまえ」


タマラは黙ってついていく事にした











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「こちらでごさいます」


「…えぇ」




ドアを開けると、そこは捕まっているタマラには、もったいない部屋だった




ボスンッ


タマラはベッドに身をなげ考えていた


明日、鬼姫様は助けに来てくれるだろうか…

挙式してしまったら姉様はレデムと結婚したことになってしまう……




…………明日、レデムを討つしかない!



あぁ鬼姫様…タマラは心細いです…










タマラは決意と不安を胸に目をつぶった