シリアスな雰囲気が台無しになった所で四人は再び、砂漠を進んで行った



「なぁ~いつ着くの?」


「もうお尻がいたぁい~☆」


「もうすぐ、着くと思いますが…」



『あれか?』



四人の視界にはオアシスの町が広がっていた



周りは砂漠なのに………
まさにオアシスだな…
美しいっ……………………

鬼姫の頬が緩んだ



「あんvV鬼姫様が微笑んでっ…vV」


「オレには悪魔の微笑みにしか見えないけどな」



ガスッ


「っ~いってええぇぇっ!!!」



「うっさい☆」


「ひでええぇぇっ!!」



「…耳障りです」


「うええぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」



タマラが黒くなった!?
まぁ、たぶん鬼姫には被害ないから良いだろ。



今日も鬼姫は俺様をつらぬいている







「花嫁様、ご到着ーー!!」



いつのまにか着いていたようだ

門番らしき奴が叫んでるし…


それにしても………………




「きゃーーーっ……!!」
「花嫁様よーっ!!」
「きっと綺麗なんだろうなっ!!」
「あの方もついに結婚かーっ」



国民が多すぎないか??

関心をもつのはわかるが……


そんなに悪い奴じゃないんじゃないか?
シダム・レデム……か…よく分からないやつだ………