そう……


外にもあいつ(オーナー斬酒)のグルがいた…



この存在を明確にしておけば、こんなことにはならなかった…




そして不自然なことに俺以外に逃げ出した従業員全員が殺されている……




オーナー1人でやったとは思えない…








そういえばあの時の時間の流れも引っかかる…





オーナーが長嶺を殺して俺のいた出口まで辿り着くには相当時間がかかる。


ましてや長嶺が主電源の場所にいるなんて分からない…
捜していただけで時間はかかるはずだ…







なのに実際はすぐ出口で追いつかれ、オーナーの左手には長嶺の首があった………






長嶺が電源を落として俺はすぐ部屋を出てトンネルを進んだ…

……とするともし外にいた警官が殺したなら、オーナーとグルだった外にいる警官と出くわすはずだ…

なのに…俺は誰ともすれ違っていない…





すでに長嶺の近くに隠れていたのだろうか…






そして…俺は不自然なことに生き残った…


先に逃げていた奴らと一緒に俺も殺されてもいいはずだ……