「……分かった…!…まぁもともと大島からお前だけは助けるように頼まれていたことだ…」
「……あ…あいつが…俺をですか…?」
「…あぁ…だから今回の作戦をお前に譲ったんだろ…」
「………」
何も口に出すことはできなかったが、感動して涙が出そうになった。
それをこらえるのを長嶺は横目で見ていた。





…あいつ……。





「…ありがとうございます…!」

「……礼は脱出に成功してから直接あいつに言え。……よしっ!……作戦実行だ…!!」



遂に明日最終日を迎える。




待ってろよ!

大島!!




勤務六日目終了……