ラブシチュエーションアイツが弟?

また、背中チョンチョンか?

やめてよねー。

そう思って、右手を肩の上に出して待っていた。



そしたら。

なにを思ったか、透は立ち上がって私の横を通り、

私の答案用紙をさっと持って前の席の子に渡しに行っていた。



な……

なんなの?


チョンチョンもイヤだけど、

なーんかそれって感じ悪~いっ!!



透が自分の席に戻る瞬間に、手をガシッとつかんだら

そのまま振りはらわれた。



「お前、調子ノリ過ぎ。嫌いになる努力してんのに、触ってくんな」



え……。