ラブシチュエーションアイツが弟?

「じゃ……好きの確認、させて」

「は……はいぃっ?」

それって、どんな確認?

透に押されるがまま、ソファに倒れこんでしまう。

うわ、なにやってますか? 私……。




透はソファに片手をついて肘を伸ばし、私と少し距離を保って、上に乗ってきた。

きゃ。

どうしよう……。

ドキドキするけど、イヤじゃないっ!!

透の瞳が私を捉え、唇をギュッと結んでガチガチの私。

このまま……

キス!?



人生初!

ファーストキス!!!!!

おかしなテンションのまま、そのまま透の次の動きを待っていた。