ラブシチュエーションアイツが弟?

透の手が腰からお腹に移動してくる。

「うあっ……」

こそばいような、なんだろこのムズムズ感は。

「……ヘンな声出すなって」

「だぁって~。そんな所触ると思わないしぃ……」

「……そんなさ。お腹ぐらいでギャアギャア言われっと、困んだけど」

「へっ? いっ……うわ、ちょっと待って」

透の手は、お腹からも少し上に上がってくる。

胸の下、ギリギリまで。

「もっと上、いっていー?」

「はっ? いや、パスパスパスッ!!」

なにがパスなんだか……だけど、そんな言葉しか浮かんでこない。




透、もしかしてすっごいエッチ?

なんか、目が……いつもと違うよーな。

「なぁ、小堀。付き合うって、どーいうコトだかわかってる?」

「うっ……ううん。えーと……好きって確認するコト……かなぁ」

透の体重が、少しずつ私にかかってくる。

うわ、うわ、うわ。

どうしよう。

のけぞる、私。