21時になり、2時間ドラマが始まった。
透も変えようって言わないし、なんとなくそのまま流れているテレビ。
推理物なんだけど、新米探偵の女と上司であり彼氏である、ふたりのラブラブぶりが……
なんともハズかしい。
おぉっ、濃厚なキスシーン。
……ドキドキ。
なんだか落ち着かなくなってきて、ソファに手をおいて座りなおそうとしたら、ついた手を透の手の上に乗せてしまい、思いっきり体重をかけてしまった。
「ごめんっ!」
「あぁ、別に……」
透は大したコトなさそうに、スッと手をのけた。でも、顔は私を見つめたまま。
濃厚キスシーンを見たせいもあって、私の胸はさらにドキドキを増していく。
テレビから、出演者ふたりのやり取りが聞こえてくる。
「……いいだろ」
「ダメよ、まだ仕事中なんだから。……ふふっ、くすぐったい」
テレビで今なにが行われてるのか……見たいような、見たくないような……。
透も変えようって言わないし、なんとなくそのまま流れているテレビ。
推理物なんだけど、新米探偵の女と上司であり彼氏である、ふたりのラブラブぶりが……
なんともハズかしい。
おぉっ、濃厚なキスシーン。
……ドキドキ。
なんだか落ち着かなくなってきて、ソファに手をおいて座りなおそうとしたら、ついた手を透の手の上に乗せてしまい、思いっきり体重をかけてしまった。
「ごめんっ!」
「あぁ、別に……」
透は大したコトなさそうに、スッと手をのけた。でも、顔は私を見つめたまま。
濃厚キスシーンを見たせいもあって、私の胸はさらにドキドキを増していく。
テレビから、出演者ふたりのやり取りが聞こえてくる。
「……いいだろ」
「ダメよ、まだ仕事中なんだから。……ふふっ、くすぐったい」
テレビで今なにが行われてるのか……見たいような、見たくないような……。


