一向に縮まらない私と透の距離。

透はフッと私から目をそらすと、そのまま伸びをした。

……ガッカリ!



あれ、私ガッカリしてるし~っ!!

透はホントにそのまま立ち上がると、冷蔵庫へと歩いて行く。

「小堀なんか飲む? 菓子食いながらマンガ読んでていーよ。持って来るから」

「じゃあ、ジュース欲しいな……」

……なんとなく、不完全燃焼。



前にもこんなコトあったような。

今も、キスされるかなって……ちょっとだけ思っちゃった。

そのぐらいのムードはあったと思うんだけど。

……あはは、私ってば何を期待してるんだか。

おバカさ~ん!

マンガ読もっ。